Taro Leaf タロリーフ

タロイモは日本のサトイモの仲間です。世界中の温暖な地域で広く栽培されています。ハワイのタロイモは蒸してペースト状にして食べる“ポイ”に加工し、これを主食としていました。ポリネシアンは10種以上のタロの品種を持ってハワイに移住し、種をまき、育てて300種もの命名された品種を持っていたことが知られています。また、日本のサトイモと違って、沼地の植物ですので、水田での栽培が主流です。様々な方法で調理され、現在ハワイでも多くのタロ料理を試してみることができます。タロは栄養価が高く、芋は優れた炭水化物で消化もよく、カルシウムとリンの供給源である上にビタミンA、Bが含まれ、葉もビタミンA、B、Cとミネラルを充分に含んでいます。タロを主食とすることで、古代ハワイアンは丈夫な体格と、立派な歯を持っていたと言われています。ハワイの山間部の谷間や低湿地で、今も栽培されるタロ芋の畑は、ハワイの代表的な景色のひとつです。